どこから腸活を始めたらいいの?

腸活をしたいけど、どんなことから始めたらいいのか分からない!

こんな思いありませんか?

最近では、健康維持や病気の改善には【腸内環境】を整えることが当たり前に言われるようになってきました。

腸内環境を整えることで、健康が維持できたり、免疫力が上がったり、アレルギーが改善されたり、体調がよくなったり、肌質が改善されたり、痩せることができたりと『腸を整える腸活』がブームになっていますよね。

現代食をメインで摂っている方は、絶対におすすめで健康を維持するなら必須です。また腸は心と身体の核になっていて、状態がよくなると生活全体に良い影響があります。

腸活の方法は色々とありますが基本的に腸活とは、

  • 腸内を綺麗にする
  • 腸内フローラ(腸内細菌叢)を善玉菌優位にする
  • 腸の働きを正常にする

この3つになります。

この3つを叶えるために、
食物繊維を摂ったり、発酵食品を摂ったり、断食をしたり、乳酸菌などを摂ったり、腸マッサージをしたりすることを聞きますよね。

でも広告宣伝などで、いかに「自社商品が良いか」「いかに効果的か」を誇大に見せている面がありますので…
「どんな腸活方法を選んだらいいか分からない!」「腸活をしているけどよく効果が分からない」という声も聞こえます。

今回は基本的な腸活の仕方で大事なことをお伝えしていきます。

まずはとにかく腸の掃除から

よく『〜を飲めば、食べれば、摂れば良くなる』と言われますが…
そもそも腸の状態が悪いと、どれだけ良いものを摂っても吸収されなかったり、酷い場合には良いものが悪い物質に変化してしまうことがあります。

また腸は、まだ排泄されていないものが溜まると毒素を体内に吸収してしまいます。まだ出ていないのに次から次へと新しいものが入って来てしまっては、内臓が疲れてしまいます。だから摂り入れる前に、今のお腹の状態を考えます。

そんな時にオススメなのが断食です。

まず1日の中で食べない時間(断食)を12時間〜16時間ぐらいとります。その際に水分をこまめに多く摂ると排泄が促されやすくなります。また断食明けに食物繊維などを多く含まれる食材を摂るのも腸の掃除に役に立ちます。
(便秘の方は”スッキリ大根” がかなりオススメです)

また断食中に腸が動くような軽運動もオススメです。便秘がちで毎日でない方は、身体に物凄く負担が掛かっているので軽くストレッチなど全身を使う運動をして腸を刺激してあげましょう。

集中してメンテナンス(腸の掃除)をしたい方には、3日以上の断食やデトックス作用のある乳酸菌がオススメです。ファスティングは、内臓の休息や腸内細菌の入れ替え、老廃物のデトックス、自然治癒力を高めてくれます。

◎オススメ → 3日以上のファスティング  デトックス作用のある乳酸菌

腸の掃除は、摂り入れること、外的な刺激を与えて無理に出すことではなく、まず入って来るものを調節して自然に排泄させることが身体に優しい健康な腸になるための方法です。

身体が喜ぶものを食べる

腸の掃除に取り組んでいって腸の状態が整ってきたら、身体が喜ぶものを意識します。

多くの方はカロリーや栄養素を気にして食べるものを選んでいますが、身体が嫌がるもの(消化に負担が掛かったり、有害なもの)をまずは避けなくてはいけません。

身体が嫌がるものの代表的なものは、『ショ糖、人工甘味料などの果糖ブドウ糖液糖、異性加糖、加工食品、トランス脂肪酸などのファストスプレッド、マーガリン、ショートニング)』より美味しくさせる、日持ちさせる、キレイに見せる、食感を良くする、病みつきにさせるために、さまざまなものが添加されています。

特にジャンクフード、嗜好品などのジュースやお菓子などに多く含まれています。
また日本では海外と違って身体が嫌がるものが、特定保健用食品にも当たり前に含まれていますので注意が必要です。

それでが身体が喜ぶもので代表的なものは、『発酵食品などの味噌、納豆、食材自体に酵素が含まれている自然食品の野菜、果物、ビタミンミネラルが豊富な玄米、天然塩』腸内を元気にするには、菌や酵素、バランスの取れた良質な栄養素が必要になります。消化を助けてくれたり、身体の修復に必要な要素を補ってくれたり、ホルモンなどの生成を助けてくれたりします。

余分なものを避けて減らして、有効なものを選んで増やしていく。そうすることで身体が細胞レベルで活性化されるので、腸がイキイキとしてきます。

徐々に菌を摂り入れる

今は除菌!滅菌!と当たり前に言われていますが、そもそも人体には大量の菌が存在しています。逆に人間は菌のお陰で生きていることを忘れてはいけません。菌を排除すればするほど、人体の免疫力は下がり身体の機能は衰えていきます。あまり過剰に菌を排除してしまっては、自然界では生きられない身体になってしまいます。

特に子供には菌に触れさせなくてはいけません。5~6歳までに腸内の菌の種類が決まるので、それまでにどれだけ菌に触れたかで将来の免疫が変わってきます。そこで除菌していた家庭や他人と触れ合っていないと菌の種類が少ないために、免疫や色々な耐性が育たないまま大人になってしまいます。

もし今免疫が低い方や今まで菌にあまり触れていないと思う方は、徐々に色々な菌を摂りこむ必要があります。急に人混みに行くと風邪をひいたりしてしまう方もいるので、まずは土がある自然に触れていくことです。定期的に土を触ったり、森の小川に手を入れてみたり、まずは自然界から菌を得ていきますそして友人や知人宅などに行って少しづつ菌を摂りこみ菌活をしていきます。そうすることで、徐々に耐性が高まるので人混みに行っても風邪など体調不良にならなくなっていきます。

そして先ほどもお伝えした、発酵食品や乳酸菌も積極的に摂ることで腸内フローラのバランスが善玉菌優位になるので、健やかな腸になっていきます。菌は悪者ではなくて、共存していくものです。

腸活は引き算から

全てのことに言えることですが、引くことが非常に重要になってくるシーンがあります。

食べるものが豊富なので引く、情報も多いので引く、SNSなどで人間関係も活きていない場合は引く、動けない思考なら大事にしている価値観を引く。引くことでより豊かになれたり、より健康になれたりするのが今の時代です。

だから腸活の初めは『引くこと』食べない期間と食べないものを決めること。そして必要なものを優先して摂り入れること。この順番が非常に大事になっていきます。

腸が健康になれば、心も身体もスッキリとして動きやすくなります。豊かな人生を送るためには、一度身体と向き合って生活を見直してみてください。